日本の場合、タブロー（美術）とイラストレーションとの間には実は厳然とした壁の様なものがある。それは技術的なものでも当然であるし、何より意識的なものでもある。

良いか悪いかはこの際置いておいて、これら二つの独自社会は通常の一般社会においては棲み分けされていて、（一部をのぞいては）お互い不可侵の体で何となく並走してきた。

自分はタブローとイラストレーション、そのどちらにも平面美術としての或る耐力を持たせたい。時間の淘汰に抵抗出来るものを描きたいと思っている。

それでは自分の描くタブローとイラストレーションとにはどんな違いがあるのか。

いちいち言葉を整理してここに並べるより、自分の絵を見てもらった方が早そうだ。。